Fender Japan EXTRAD Custom Edition BASS Ⅵ 3TS フジゲン 1991~1992年製
エクストラッドプロダクションのクラフトセクションチームによる【Custom Edition】! 1993年のカタログの登場前のLOシリアル 1991~1992年製のプロトタイプともいえる奇跡の1本!
Fender Japan Custom Edition BASS Ⅵ 3TS フジゲン 1991~1992年製
【ユニークな6弦ベース/バリトンギター】
ギターの1オクターブ下のチューニング、3ピックアップにフローティングトレモロ、
ユニークな6弦ベース/バリトンギター「BASS Ⅵ」。
BEATLESのジョン・レノンとジョージハリスン、THE WHOのジョン・エントウィッスル、Aerosmithのジョー・ペリー、L’Arc〜en〜Cielのtetsuya、スピッツの田村明浩など数多くのベーシストも使用してきたモデルです。
BASS Ⅵがカタログ掲載されるのが1993年からとなっています。
本商品はシリアルから1991~1992年製と判断できます。恐らく1993年の販売前のプロトタイプとして製造された1本かと思われます。
【BASS Ⅵの成り立ち】
ほとんどの方がジャガーは元々エレキギターである、と思っているのではないでしょうか。
しかし、ジャガーシリーズの第一弾は単なるエレキギターではありませんでした。
1961年、フェンダーは50年代に誕生しすでに成功をおさめていたプレシジョンベースとは異なるコンセプトを持ったエレキベースを発表しました。
これがFender BASS Ⅵです。
斬新なスタイルの6弦ベースとして登場したフェンダーベースⅥですが、残念ながらベーシストの間で広く受け入れられることはありませんでした。
6弦仕様にすることによって、音域は格段に広がり、ソロプレイも十分に可能となりましたが60年代から70年代にかけて、ベース・ソロを演奏するプレイヤーはほとんどいませんでした。
つまり、当時の音楽には必要とされなかったのでしょう。
現在ではベースでソロプレイを演奏するプレイヤーは非常に多く、
さらにへヴィサウンドを求めるギタリストの間でバリトンギター的な超ロングスケールのモデルが好まれるようになっています。
フェンダーベースⅥは「登場する時代が早すぎた」そう言われることも少なくありません。
結果として、フェンダーベースⅥは斬新なアイデアを形にした非常に完成度の高いベースであったにもかかわらず、1975年にはひっそりと生産を打ち切られてしまいました。
短期間で生産終了となり、その後長い間ファンの中で再生産を望む声が上がる中、1991年にFneder Japan、2006年にカスタムショップから限定販売されました。
その後、長く復刻されませんでしたが、2012年に再発売や、現行でSquierから販売されるなどしています。
【アーティストの夢を実現させるクラフトセクション、カスタムエディション・チーム】
1986年から1997年、Fender Japanの製造がフジゲンからダイナ楽器に移行されるまで結成されていた「カスタムエディション・チーム」。
以下カタログより抜粋
ユーザーからのリクエストに応え、世界でただ一本のフェンダーを理想的な形で完成させ、夢を実現させカスタムメイド。フェンダークラフツマンのこだわりを見せるトラディッショナルなヴィンテージ・モデルを追求するエクストラッド・プロダクションのクラフトセクションとして、またはUSAとのトータルなフェンダーR&Dデザインセクションとして積極的な交流、活動を行うカスタムエディションチーム。希少な木素材の探求、微妙な色配合を必要とする特殊なカラーリング、高精度、高品質なピックアップ、ハードウェア、エレクトロニクスの開発、採用など、あらゆる部分いおいてフェンダーの可能性を高め、ユーザー、プロダクションモデルへとフィードバックさせていきます。
【高品位な作りとスペック】
ボディ材にはアルダー、ネックはメイプルでボルトオンジョイント、指板材はローズウッド(21F)、スケールは770mmです。
ナット幅は約39mmで、6弦ベースですがギターに近い感覚で演奏が出来ます。
ヘッド裏には”Custom Edition”の証であるデカールが貼られております。
先ずベースⅥはネックが弱く スケールが長くテンションが高くまずネック起きをする場合が多いです。
その為 復刻版はカーボンロッドを補強として埋め込まれています。
しかし、本機は埋め込まれてはいないもののネックはほぼ真っすぐという奇跡の状態です。
フローティングトレモロを搭載しており、アームプレイも可能です。
フジゲン製、カスタムエディションチーム製作という事もあり、高品位な作りのモデルです。
【オリジナルJGシングルコイルを搭載】
ピックアップはオリジナルのJG-SINGLEを3基搭載。
マスターのVolとToneに加えて、各PUのON/OFFスイッチ、ローカットスイッチを搭載。
楽器としての一般認識はバリトン・ギターというポジションのようですが、通常の4弦ベースの音域をカバー出来ます。
弦間ピッチが狭いので、ギタリストがベースを兼任する時に弾きやすく、ベーシストがギター的アプローチのソロをとる事もできます。
【状態】
コンディションはネックはほぼまっすぐです。
使用による細かなキズ、経年による金属パーツのくすみがあります。
センターPUの配線のハンダ割れがあり、ハンダを盛りなおしています。サウンドに影響はありません。
ギター弦は.026-.095のゲージを張り、調整を行っています。
動作やサウンドは問題ありません。
ロッド残は調整に当たり少し緩めましたが、締め緩め方向共に余裕があります。
ネックはほぼフラットな状態に調整しております。
弦高は12フレット1弦 約1.8mm / 6弦 約2.3mmです。
付属品は純正ソフトケース、非純正アームです。製品保証書、取扱説明書は付属しません。
*外観の状態は写真にて確認ください。
*細かい気になる点や質問などございましたらお気軽に取り扱い店舗にご連絡下さい。
また、店頭での試奏の希望がございましたら、恐れ入りますが取り扱い店舗に事前にご連絡頂けますと、商品の手配をスムーズに行えます。
チバカン楽器 船橋店 楽器専用ダイヤル TEL : 0120-954-550
【SPEC】
ボディ : アルダー
ネック材 : メイプル
ネックシェイプ : OVAL TYPE
ネック反り:無し
指板材:ローズウッド(21F)
弦高 高音-低音 : 1.8-2.3mm
フレット残 : 8割
インレイ : ドット
ナット(材/幅):約39mm
ペグ : オリジナル
スケール:770mm
ブリッジ : フローティングトレモロ
使用弦ゲージ : .026-.095
ピックアップ : JG-SINGLE×3
スイッチ : 各PU ON/OFFスイッチ、ローカットスイッチ
コントロール : Vol、Tone
ロッド残 : 締め、緩め方向共に余裕あり
重さ:約4.16kg
付属品 : 純正ソフトケース、非純正アーム
シリアルNo.L021903