【簡単5つ】中古ギターを高く買取してもらうコツを解説
チバカン楽器 マイスター大崎です。
今回は買取について高く売るコツというのをご説明します。
昔弾いていたギターがホコリを被っている、新しいギターが欲しいけれどお金が足りない。
そんな悩みを抱えていませんか?
それを全て解決してくれるのが、中古ギターの買取です。本記事では、ギターの買取を初めて依頼する方向けに、中古ギターを高く買取してもらうコツを解説します。
コツはたったの5つだけです。
中古ギターを高く買取してもらう5つのコツ
中古ギターを高く買取してもらうためのコツは、以下の5点です。
・クリーニング
・チューニング
・付属品
・セット売り
・簡単な修理
それぞれについて、次項から詳しく解説していきます。
クリーニング
一番手軽に買取価格を上げる方法が、このクリーニングです。買取する相手は人間なので、汚れているギターとキレイなギターでは、後者の方が印象が良くなるからです。
楽器店に売っているクロスなどの柔らかい布を使って、ギターのボディ全体をキレイに乾拭きしてみてください。これだけでも印象が変わってくるはずです。
ペグやブリッジなどの金属パーツがくすんでいる場合は、楽器店に売っている金属磨きをティッシュに付けて拭いてみてください。くすみやサビが落ちてピカピカになります。可能であれば、マスキングテープで養生してフレットを磨いてみるのもおすすめです。
また、よくあるのが若い時にカッコイイと思ってベタベタに貼ったステッカー。
いざ剥がしてみると、とても大変なものでそのまま買取査定へ持って行ってしまうと大きな減額査定となります。
何故なら中古販売する際には必ず 剥がす。つまり、その労力分の減額査定されてしまうのは当たり前なのです。
剥がすのに有効なのはドライヤーで温めながら傷をつけないようにピックなどを使いゆっくりと剥がしていきます。
オレンジオイル、レモンオイルは粘着を取る作用もあるのでかけながら剥すのがするのがお勧めです。
ただし、高額のギター 例えば GIBSONの製品全般、Fender カスタムショップやアメリカンヴィンテージシリーズはラッカー塗装の物が多い為
ステッカー剥がし液で塗装を痛めてしまう場合もあるので要注意!
そしてステッカーを長く貼っていてそこだけ日焼けしないで目立ってしまっている場合は
ボディを良く磨くと実は 長年のヤニ汚れが大半 というのも多いので綺麗にしてから査定に出してみましょう。
チューニング
買取して欲しい中古ギターですが、ネックの状態はどうですか?チューニングをしたまま放置して順反りしていたり、ずっと弦を張っていなくて逆反りしていたりしませんか?
順反りが激しいギターは、応急処置として弦をたるませる位緩めて保管しておきましょう。弦を張っていないネックは逆反り方向に力が働くので、少し反りが直る可能性があります。ネトラスロッドでも反りの調整は可能ですが、失敗するとネックが割れるので初心者にはおすすめできません。
ネックが逆反りしている場合は、しっかりとチューニングした状態でしばらく保管してください。弦の張力で逆反りが緩和するかもしれません。
付属品
アナタのギター、付属品は揃っていますか?取り外していたアームが行方不明だったり、ソフトケースが見当たらなかったりすると、買取価格が安くなってしまいます。購入した時のパーツや備品が揃っているか確認をしてください。
数百円で購入できるような備品であれば、事前に購入しておきましょう。買取価格が少し高くなります。
セット売り
中古ギターや周辺機材を複数セットで買取してもらうことで、買取価格が高くなります。なぜなら、複数同時に査定できれば、買取先は手間が省けるからです。
買取して欲しい中古ギターは1本しかないけど、エフェクターがいくつかある。そんな方はセットで買取依頼をしてみてください。それぞれの買取価格が高くなることで、総額が変わってくる可能性があります。
簡単な修理
最後に紹介するのが、簡単な修理です。買取して欲しい中古ギターがあるけど、アンプに繋いでも音が出ない。そんな時はジャックやコントロール部分の配線が外れているだけの可能性があります。
ハンダ付けの経験がある方なら、外れた配線をハンダ付けしてみてください。それだけで音が出て買取価格が高くなる可能性があります。
配線が外れている場合、必ずハンダが残っているパーツがあるので、同じ場所にハンダ付けすれば音が出るようになるでしょう。ネットでは配線図が沢山出回っているので、心配な方は図面を確認しながら作業してください。
不安な方は、楽器店やリペアショップに相談して見積もりを依頼してみましょう。修理代が高くないようでしたら、先に修理しておくことをおすすめします。
ただしチバカン楽器はリペアマンが査定しておりますので、故障箇所以外の不要な減額も少なく、高く買取ることだ出来ますのでご安心ください。
中古ギターを買取してもらう方法
中古ギターを高く買取してもらうコツを紹介したので、次は中古ギターの買取方法について紹介します。以下、中古ギターの買取方法をまとめました。
・ネットで販売する
・楽器屋に持ち込む
・リサイクルショップに持ち込む
・出張買取を頼む
・宅配買取を使う
それぞれの買取方法について次項で詳しく解説します。
ネットで販売する
まずは、ネットオークションやフリマアプリを使って、直接買取してもらう方法です。この買取方法のメリットは、買取価格を自分で設定できる点ですね。ですが、あまり相場から離れた金額だと購入してもらえないので注意してください。
一方、質問への対応やギターの梱包などの作業を、全て自分で行うのがデメリットです。宅配会社に発送依頼もするので、仕事が忙しい方には不向きな買取方法です。
楽器店に持ち込む
楽器店の中には、中古ギターの買取を行っている店舗があります。ギターを持ち込みしてその場で買取りしてもらえるので、すぐに中古ギターを現金化できるのがメリットです。
デメリットとしては、自分で楽器店までギターを持ち込みするので、手間がかかります。荷物が多くなるので、セット売りには不向きです。
リサイクルショップに持ち込む
リサイクルショップでも、中古ギターの買取をしてくれます。リサイクルショップのメリットは、壊れている中古ギターでも買取してくれる点ですね。また、パーツだけでの買取も店舗によっては対応してくれます。状態の良くない中古ギターなら、持ち込みするメリットがあるでしょう。
ですが、リサイクルショップのスタッフは、楽器の知識がありません。ギターの良し悪しや音の良し悪しが分からないので、買取価格には注意してください。
出張買取を依頼する
近年、楽器店で出張買取サービスを行っている店舗があります。出張買取の一番のメリットは、自宅にいるだけで中古ギターを買取してもらえる点ですね。しかも、査定するのは楽器に詳しい専門のスタッフ。ブランドや状態を踏まえて、適切な買取査定をしてくれます。
出張買取のデメリットとしては、全国対応していない点です。自宅の近くで出張買取をしている楽器店が無いと、買取を依頼することができません。そのため、地方在住の方は出張買取を依頼しにくいでしょう。
宅配買取を使う
買取で一番メリットがあるのが、この宅配買取です。全国どこにいても楽器店の買取査定を受けられるからです。また、送料無料や発送に必要な梱包資材を無料で提供してくれるなど、費用面でも負担がありません。
唯一のデメリットとしては、梱包と発送作業です。これだけは自分で行わなければいけません。ですが、出向くことなくプロの買取査定を受けられるのは、利用者にとってはありがたいことですね。
中古ギターを高く買取してもらうために
中古ギターを高く買取してもらうためには、クリーニングやチューニングを適切に行い、美品が揃っているか確認してください。複数の中古ギターや他の機材とセットで買取依頼することで、買取価格が高くなることもあります。
買取方法としては、出張買取か宅配買取がおすすめです。手間が少ないうえに、プロの買取査定が受けられるからです。宅配買取なら全国どこからでも依頼できるので、地方在住で近くに楽器店が無い方はぜひ利用してみてください。

著者 マイスター大崎

チバカン楽器 代表
ESPミュージカルアカデミーギタークラフト科リペアコース卒業後 ヤマハミュージックトレーディング内にてMARSHALLの修理会社の門をたたく。
勉強不足を感じ退社後 ROLANDの修理会社にて10年間ほどアンプ、エフェクターの修理業に従事。
退社後 地元の大型複合リサイクルショップ【千葉鑑定団】へ入社。店長を経験後 楽器専門【チバカン楽器】を立ちあげ今に至る。
愛機はFender TelecasterBass1969 、Chaki ウッドベース、
他ジャパンヴィンテージのギターを多数所持。趣味は【H2Y Labolatory】名義でエフェクターの改造や製作をしている。
電線や古いコンデンサー好きで特にオイルコンデンサーの匂いが好き。エロくて変態ということはベーシストの特徴。