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【ニュース】ギター界の巨匠ジェームス・リー・タイラー、逝去:その遺産と影響力

ギター界の巨匠ジェームス・リー・タイラー、逝去:その遺産と影響力

2024年8月29日、ギター業界において伝説的な存在であったジェームス・リー・タイラーが72歳で逝去しました。彼の死は、音楽界、特にギタリストたちにとって大きな喪失となりました。ジェームス・タイラーは、L.A.スタジオ・ミュージシャンをはじめ、世界中のギタリストに愛される「James Tyler Guitars」の創業者であり、彼の名を冠したギターは、その特徴的なヘッドデザインと洗練されたサウンドで広く知られています。

 

ジェームス・リー・タイラーは、ギター製作においてその名を不動のものとしましたが、その道のりは決して平坦ではありませんでした。大学を卒業した彼は、ギターリペアショップに就職し、そこで腕を磨きながら経験を積んでいきました。この時期に培った技術が、後にギター製作者としてのキャリアにおいて大いに役立つこととなります。1980年、彼はカリフォルニアに自身のリペアショップを開業し、リペア業務の傍ら、ギター製作も手掛けるようになりました。当初はワーモス、トム・アンダーソン、シェクターといったメーカーからボディやネックを仕入れ、それらを基に独自のギターを製作していました。

ジェームスのギターは、その圧倒的なプレイアビリティと楽器としての性能で、すぐに評判を呼びました。彼のギターは、特にL.A.のスタジオミュージシャンたちから支持され、その人気は急速に広がりました。1980年代には、マイケル・ジャクソンの「Thriller」のリフで使用されたことから、さらにその名声を高めることとなります。ジェームス・タイラーのギターは、ただ弾きやすいだけでなく、音の立ち上がりが速く、ダイナミックレンジが広いことで、プレイヤーの意図を余すところなく反映する楽器として評価されていました。

ジェームス・タイラーのギターは、特に「スタジオ・エリート」シリーズが象徴的であり、スタジオミュージシャンたちの間で長く愛され続けています。このシリーズは、絶妙な握り心地のネックグリップや、指板の端を滑らかに削るテーパー加工、そしてネックヒールの加工といった細部にわたる工夫が施されており、プレイヤーが快適に演奏できるよう設計されています。こうした細部へのこだわりが、「James Tyler Guitars」の最大の魅力となり、多くのギタリストたちがこのブランドに惹かれ続けています。

 

ジェームスは50年以上にわたってギター製作に携わり、その間にギター界において揺るぎない地位を築きました。特に1980年代のL.A.スタジオ・サウンドの形成において、彼の影響力は計り知れません。彼のギターは、音楽ジャンルを問わず、さまざまなミュージシャンに愛用されており、その顧客リストには多くの有名アーティストが名を連ねています。

2022年にジェームスが日常業務から正式に引退した後も、彼はジェームス・タイラー・ギターズの新しいコンセプトや製品の開発に積極的に関わり続けました。彼の卓越性へのコミットメントは、現在もなお、彼の遺産として生き続けており、会社のスタッフたちによって受け継がれています。ジェームスのヴィジョンと理念は、今後も「James Tyler Guitars」のブランドを支え続けるでしょう。

ジェームス・リー・タイラーは、ギター製作者としての顔だけでなく、愛情深い父親としての顔も持っていました。彼は娘たちを有能で強い女性に育て上げ、彼の作業台での思い出は、娘たちにとってかけがえのないものでした。ジェームスは、娘たちにギター製作の技術を教え、彼らがその技術を引き継ぎ成長していくことを見守っていました。彼の手で育てられた娘たちは、今や彼の遺産を次の世代へと引き継ぐ存在となっています。

ジェームスの寛大な精神と彼の遺志を称え、家族は「ジェームス・タイラー・ギター財団」を設立することを決定しました。この財団は、現在と未来の世代のミュージシャンを支援することを目的としています。ジェームスが生涯をかけて築き上げたギター製作の技術と理念は、これからも多くのミュージシャンに影響を与え続けることでしょう。お花や贈り物の代わりに、この財団への寄付をご検討いただければ幸いです。

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著者 マイスター大崎



チバカン楽器 代表

ESPミュージカルアカデミーギタークラフト科リペアコース卒業後 ヤマハミュージックトレーディング内にてMARSHALLの修理会社の門をたたく。

勉強不足を感じ退社後 ROLANDの修理会社にて10年間ほどアンプ、エフェクターの修理業に従事。

退社後 地元の大型複合リサイクルショップ【千葉鑑定団】へ入社。店長を経験後 楽器専門【チバカン楽器】を立ちあげ今に至る。

愛機はFender TelecasterBass1969 、Chaki ウッドベース、

他ジャパンヴィンテージのギターを多数所持。趣味は【H2Y Labolatory】名義でエフェクターの改造や製作をしている。

電線や古いコンデンサー好きで特にオイルコンデンサーの匂いが好き。エロくて変態ということはベーシストの特徴。

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