ギターを始めてみたいと思った時に、「何を揃えたら良いんだろう」と考えたことはありませんか?ギターの練習には、ギター本体以外にも必要なものがいくつか存在します。
本記事ではこれからギターを始める方向けに、「ギターを始めるのに必要なもの」を紹介していきます!
ギターを始めるのに必要なものとは?
今回は、ギターと言ってもエレキギターを例に必要なものを解説していきます。まずはギターを始めるのに必要なものをまとめました。
・ギター本体
・アンプ
・シールド
・チューナー
・ピック
それぞれどんなものでなぜ必要なのかを詳しく解説していきます。
ギター本体
ギターを始めるなら、当然「ギター本体」が必要になります。ギターには、初心者モデルから有名ブランドの高価なモデルまで、かなり幅広いラインナップがあります。初めてのギターを購入する際は、「予算内でカッコ良いと思えるモデル」を選ぶことおすすめします。その理由は、ギター初心者にはモデルやブランドによる音質や演奏性の違いが分からないからです。
自分はシングルコイルのギターが好みだ、自分が出したい音はハムバッカーのギターだ。音に対する個性は、練習を積み重ねて初めて芽生えてきます。そのため、最初は見た目がカッコ良いと思えるギターを購入した方が、練習する際のモチベーション維持に繋がりやすくなります。ギターの上達には根気と時間が必要なので、まずは続けやすい環境を作りましょう。
アンプ
エレキギターの音量を増幅させるためには、「アンプ」が欠かせません。生音でもギターの演奏は可能ですが、ロックのような歪んだ音やコーラスをかけたような音を出すためにはアンプが必要です。
10Wや20W程度の小型のアンプやギターに直接挿してヘッドフォンで音を聞くようなタイプで十分なので、何かしらのアンプを購入しましょう。
シールド
ギター本体とアンプを繋ぐのに必要なのが、「シールド」と呼ばれる線です。シールドがないと、せっかくアンプを用意しても音を出すことができません。シールドも1,000円以下から10,000円を超えるものまでたくさんありますが、まずは安物で十分です。
バンドを組んでスタジオ練習をする際、アンプはスタジオのものを使うことができます。しかし、ギター本体とシールドだけは自分で用意する必要があります。シールドもブランドやモデルによって音質が変わるので、音作りに興味が出てきたら拘ってみるてください。
チューナー
ギターを練習するためには、ギターのチューニングを正確に行わなければいけません。しかし、耳で正確な音程を聞き分けるのはほぼ不可能だと言えます。そこで役に立つのが、「チューナー」と呼ばれる音程を可視化してくれる機材です。
チューナーにはギターのネックの先端に挟んでマイクで音を拾う「クリップ型」とエフェクターのような形で足元に置く「ペダル型」があります。価格だけで見るとクリップ型の方が安価ですが、余裕があるならペダル型の購入をおすすめします。なぜなら、ペダル型を購入しておけば、スタジオ練習やライブにも使用することができるからです。
チューナーはギターを始めるのに必須アイテムなので、忘れずに用意してください。
ピック
ギターでは、基本的に「ピック」と呼ばれるプラスチック製のアイテムを使ってピッキングを行います。「アコギのように爪ではいけないのか?」と思う方もいるかもしれませんが、エレキギターは爪でのピッキングに不向きです。
エレキギターでは、曲中に複数の弦を同時に鳴らしたり特定の弦だけを単体で弾いたりする場面が出てきます。ギターの弦の間隔は狭いので、指では正確に弾き分けるのは困難でしょう。さらに、エレキギターの弦はナイロンやスチール弦ではないので、爪が削れてしまうリスクがあります。
上記から、エレキギターを演奏するのにはピックが欠かせません。ピックの形状や厚みは色々あるので、気になったものをどんどん試してみてください。どれも100円程度で購入できるので、大きな負担にはなりません。
ギターの練習に役立つもの
次に、ギターを練習する時に奴立つものを紹介します。これからギターを始める時に一番役に立つのは、「Youtube」です。Youtubeでは、初心者向けにフォームやピッキングの解説動画や演奏してみたい曲の弾いてみた動画が多数投稿されているからです。
Youtubeが登場する前は、初心者は教則本やビデオを使って練習をしていましたが、万人向けに作られたコンテンツでは、自分が知りたい部分を細かく習えないというデメリットがありました。しかし、Youtubeでは動画時間の都合上1つのテクニックや1つのテーマに絞った解説動画が多いので、自分で欲しい情報に簡単にアクセスすることができます。
Youtubeは、ギター初心者向けの現代版の教則ビデオとして重宝されています。
ギターを始めるのに必要な心構え
本記事では、ギターを始めるのに必要なものを中心に解説しました。ギターを上達するためには、何よりも練習を続けることが大切です。最初は単調な練習が多くて退屈かもしれません。しかし、アナタが憧れているギタリストも、最初は同じ道を通っています。
コツコツ練習を重ねて、人前でギターの演奏を楽しんでいきましょう!
著者 マイスター大崎
チバカン楽器 代表
ESPミュージカルアカデミーギタークラフト科リペアコース卒業後 ヤマハミュージックトレーディング内にてMARSHALLの修理会社の門をたたく。
勉強不足を感じ退社後 ROLANDの修理会社にて10年間ほどアンプ、エフェクターの修理業に従事。
退社後 地元の大型複合リサイクルショップ【千葉鑑定団】へ入社。店長を経験後 楽器専門【チバカン楽器】を立ちあげ今に至る。
愛機はFender TelecasterBass1969 、Chaki ウッドベース、
他ジャパンヴィンテージのギターを多数所持。趣味は【H2Y Labolatory】名義でエフェクターの改造や製作をしている。
電線や古いコンデンサー好きで特にオイルコンデンサーの匂いが好き。エロくて変態ということはベーシストの特徴。