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訃報:ジョン・サイクス闘病の末 伝説へ

ギタリスト ジョン・サイクス:知られざる伝説の軌跡

2025年1月21日、xのその一節を読んで 驚きを隠せなかった。

訃報 ジョン・サイクス死去享年(65歳)

サイジョン・サイクスがガン闘病をしていたことは知っていたが65歳にして亡くなったと聞き悲しみが浸み込んでいくのを感じた。青春時代に聴いていたアーティストが亡くなるというのはとても悲しいものだ。いろいろな事を思い出してしまう。専門学校でギター制作を学んでいた時、教室のBGMは早く来た人が掛けるような流れがあった。ある日、自分は先日知った【Blue Murder】をかけた。すると同級生の一人が「これ掛けたの誰?」と聞いてきて仲良くなったのを思い出す。ベーシストの私はちょうどフレットレスベースにはまって頃だった。 FENCE OF DEFENSE の北島 健二さんを追っておると新生「PEARL」にたどり着いた。そこには「beck bogert & appice」のカーマイン・アピス、そしてフレットレスベースをロックにかき鳴らすトニー・フランクリンにシビれたのだ。その新生PEARLのリズム隊はなにやら【ジョン・サイクス】という人は【Blue Murder】というバンドだったらしい。それが私が初めてジョン・サイクスを知ったのだった。昔話はさておいて、知らない方も多いのではと思い ここでジョンサイクスの歴史を振り返ってまとめてみる。

ジョン・サイクスとは誰?

ジョン・サイクスはイギリス出身のギタリストで、1959年7月29日に生まれ、2024年1月に惜しまれながらこの世を去りました。彼は主にハードロックやヘビーメタルの分野で活動し、ギターの名手として知られています。彼の演奏は、パワフルで情熱的、それでいて美しいメロディが特徴です。

ジョン・サイクスが注目を集めたのは、いくつかの有名なバンドでの活動です。特に、シン・リジィ(Thin Lizzy)、ホワイトスネイク(Whitesnake)、そして彼自身のバンドであるブルー・マーダー(Blue Murder)での活躍が知られています。

シン・リジィ時代(1982年–1983年)

サンダー・アンド・ライトニング

ジョン・サイクスは1982年にシン・リジィに加入しました。このバンドはもともとアイリッシュ・ロックを代表するグループで、”The Boys Are Back in Town”などのヒット曲で知られています。サイクスはアルバム『サンダー・アンド・ライトニング(Thunder and Lightning)』に参加し、そのギターソロで多くのファンを驚かせました。

Thunder and lightning

シン・リジィでは短い期間しか活動しませんでしたが、その間にバンドのサウンドをよりヘビーでモダンなものに進化させました。特に、彼の速弾きや強力なリフはバンドの新しい方向性を示しました。

ホワイトスネイク時代(1984年–1987年)

1987 / Vinyl record [Vinyl-LP]

ホワイトスネイクはジョン・サイクスのキャリアの中で最も商業的に成功した時期です。彼はアルバム『1987(サーペンス・アルバス)』でギタリストを務め、このアルバムは全世界で2000万枚以上を売り上げました。このアルバムには、”Still of the Night”や”Here I Go Again”といった今もなお愛される名曲が収録されています。

サイクスのギタープレイはこのアルバムの成功の大きな要因でした。彼のソロは感情的でありながらテクニカルで、特に”Still of the Night”のギターリフはロックギター史に残る名フレーズと言われています。

WhiteSnake

 

ブルー・マーダー時代(1988年–)

ブルー・マーダー

ホワイトスネイクを去った後、ジョン・サイクスはブルー・マーダーというバンドを結成しました。このバンドではより自由な音楽作りが可能になり、彼の個性がさらに際立つ作品が生まれました。1989年にリリースされたデビューアルバム『Blue Murder』は、彼のソングライティング能力とギタープレイの両方が詰まった傑作です。

Blue Maurder riot

ブルー・マーダーは商業的にはホワイトスネイクほど成功しませんでしたが、音楽的には非常に評価が高く、後のギタリストたちに大きな影響を与えました。

サイクスのギタースタイル

ジョン・サイクスのギタースタイルは、いくつかの要素が特徴的です。彼の相棒といえば、ミラー・ピックガードにクローム・ハードウェアを備えた精悍なルックスの、1978年製レス・ポール・カスタム。レスポール史上でもハイパワーなダーティフィンガーピックアップに改造マーシャルのJCM800を使用し、特に高いゲイン設定で鳴らすことで、彼特有のヘビーなトーンを実現していました。力強いリフ:リズムギターのリフは非常にタイトで、ヘビーな音が特徴です。感情豊かなソロ:彼のギターソロは、テクニックだけでなく、深い感情が込められています。優れたトーン:サイクスはギターの音色にもこだわり、特にギブソン・レスポールとマーシャルアンプの組み合わせで知られています。

そんな特徴てきな ジョン サイクスのレスポールを今は亡き FERNANDESが BURNYで彼のモデルを出していた時期がありました。

2025/01/24時点 在庫がありますのでご紹介しておきます。

Burny LC-70JS JOHN SYKES

Burny LC-70JS JOHN SYKES

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【Burnyのジョンサイクスモデル】
シン・リジィ、ホワイトスネイクなどで活躍したギタリスト、ジョンサイクスモデルです。
Burnyから80年代頃製作されていたモデルで1990年のカタログにてLC-75JSと価格改定が行われますが、基本スペックは同じのようです。
レスポールカスタムをベースにミラーピックガードやグローバータイプのペグなどジョンサイクス氏らしい非常に目をひく仕様になっています。

ボディはメイプルトップにマホガニーバック
ネックはマホガニー、指板はローズウッドを採用
約628㎜スケールの22フレット、セットネック仕様です。
特徴的なピックガードにクロムハードウェアのブリッジテイルピース
ペグにはGOTOH製のグローバータイプペグが付いています。

ピックアップはカタログではフロントはVH-3と表記。
そしてリアピックアップはVH-3Jと表記されておりジョンサイクスモデルの為のオリジナルで設計されたのではないかと思われます。
はんだ跡などを見ても交換された形跡が見受けられない為オリジナルと判断しています。
フロントはVH-3、リアにはダブルアジャスタブルポールピースタイプのVH-3Jが付いています。
ゲイリームーアから勧められたとされるダーティフィンガーライクなピックアップもしっかり再現されています。
コントロールは2ボリューム2トーン3wayトグルスイッチ仕様です。

コンデイションはネックはフラットの状態です。
使用による細かい傷や打痕、パーツのくすみがございます。
トラスロッドカバーが交換されています。
ロッドカバーのナット側のネジ穴にネジ折れがありネジが埋まっています。ヘッド側の1点でカバーは留められている状態です。
ネジ穴周辺に木部のヒビがあります。ロッドの動きは問題ありません。
ナットがブラスナットから通常ナットに交換されています。
弦高は12F 6弦約2.1mm、1弦約1.6mmです。
トラスロッドは締め緩め方向共に余裕がある状態です。
フレットは8割程度のこっており部分的に低くなっている個所などはございません。
ビビり、音詰まり等はございません。

 

 

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著者 マイスター大崎



チバカン楽器 代表

ESPミュージカルアカデミーギタークラフト科リペアコース卒業後 ヤマハミュージックトレーディング内にてMARSHALLの修理会社の門をたたく。

勉強不足を感じ退社後 ROLANDの修理会社にて10年間ほどアンプ、エフェクターの修理業に従事。

退社後 地元の大型複合リサイクルショップ【千葉鑑定団】へ入社。店長を経験後 楽器専門【チバカン楽器】を立ちあげ今に至る。

愛機はFender TelecasterBass1969 、Chaki ウッドベース、

他ジャパンヴィンテージのギターを多数所持。趣味は【H2Y Labolatory】名義でエフェクターの改造や製作をしている。

電線や古いコンデンサー好きで特にオイルコンデンサーの匂いが好き。エロくて変態ということはベーシストの特徴。

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