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G&L倒産?──レオ・フェンダーの残した最後の軌跡と終着点──

G&L倒産?──レオ・フェンダーの残した最後の軌跡と終着点

2025年10月、カリフォルニア州フラートンに拠点を置くギターブランド「G&L Musical Instruments」が静かに幕を下ろしとの噂がSNSで駆け抜けた。情報源はどうやらアメリカの楽器屋らしいがその衝撃的な内容に驚きは隠せない。創業者は、言わずと知れた最大のギターブランド フェンダー社の創設者、クラレンス・レオニダス・“レオ”・フェンダー。1991 年3 月にこの世を去った彼が人生の最期に手がけたブランドとして、G&Lはギター史において特別な位置を占めていた。2025年現在 日本の代理店は山野楽器様で取り扱われており正式発表はないので、あくまで噂なので誤解がないように今回はG&Lとはどのようなブランドでどのような楽器があったかを振り返ってみようと思う。

レオ・フェンダーの“最後の挑戦”

レオ・フェンダーは、フェンダー社をCBSに売却した後、1966年に製品を発売せずひたむきにギター作りの研究を続けるため、翌年に自らの名前を冠した「C.L.F.RESEARCH CO.」を立ち上げた。1972年に売却先のCBSから工場を一軒買い戻し、かつてのフェンダー関係者とともに立ち上げたブランドがミュージックマン。そして1979年に盟友ジョージ・フラートンと共にG&Lを創業した。G&Lとは「George & Leo」の頭文字を取ったもの(Guitar by Leoの説もある)であり、エンジニアとしての理想を追求するためのブランドだった。

1980年から製品の販売を開始したG&Lは、フェンダーの伝統的なスタイルを踏襲しつつ、構造的・音響的な革新を盛り込んだギターを次々と発表。レオは亡くなる1991年まで開発に携わり、最期の日にもプロトタイプを完成させていたという逸話が残っている。

レオ・フェンダーは、1965 年に自らが興し数々の名器を世に送り出した歴史的なギターメーカーを去った後、

このオフィスは、現在のG&L のファクトリーが在するカリフォルニア州フラートンで、この土地で脈々と歴史が紡がれることとなり、今でも彼のデスクはそのままの状態で残されていたとされている。

G&Lの革新技術

G&Lのギターは、単なるフェンダーの模倣ではない。むしろ、フェンダー時代に実現できなかったアイディアを形にした“進化形”である。

バイカット・ネック構造

一般的なギターでは、ネックの裏に溝を掘ってトラスロッドを仕込むが、G&Lではネック材を縦に割って接合面にロッドを埋め込む「バイカット構造」を採用。これにより、ネックの反りやねじれに強く、安定性が向上した。

MFDピックアップ

G&L独自の「Magnetic Field Design」ピックアップは、ポールピース自体が磁気を帯び、底部に棒状のマグネットを追加することで磁力を強化。コイルのターン数を減らすことでトレブル成分が豊かになり、クリアでパワフルなサウンドを実現している。

DFビブラート&サドルロック・ブリッジ

「Dual-Fulcrum Vibrato」は、アームアップ・ダウンがスムーズな2点支持式ブリッジ。サドルロック・ブリッジは、サドルを横から締め付けて一体化させ、振動のロスを軽減。これらの設計は、サスティンと安定性を両立させるための工夫だ。

 

 

シリーズイメージの成功──USA、TRIBUTE、PREMIUMの違い

G&L Premium Series SB-2 MADE IN JAPANG&Lのシリーズによって色々な価格帯が混ざっており中古でも見分けの難しい。現在の価格帯でいうとUSA→PREMIUM→TRIBUTEなのだが、90年代から2000年代初頭まではMUSICMANのUSAとEXの違いと同じくUSA→TRIBUTE(国産)のみであった。しかし、その後 国産のTRIBUTEシリーズを エントリーシリーズへ配置し日本産ではなくインドネシアを中心に製造することにより高品質かつ低価格で展開をしたこと。PREMIUMをTRIBUTEシリーズの上位シリーズとして【Made in Japan】を推して高品質をうたう事で人気な機種となった。ただインドネシア製造の質が高すぎて日本製造、本国USA製造の品を手に入れる必要が薄れてしまったのも事実と感じるほどの事とパフォーマンスを誇っています。

レオ・フェンダーの遺産

G&Lは、レオ・フェンダーがエンジニアとしての理想を追求した最後のブランドだった。フェンダー社では実現できなかったアイディアを形にし、ギターの構造や音響に革新をもたらした。彼の死後も、G&Lはその理念を受け継ぎ、USAシリーズ、CLF Research Series、FULLERTON Deluxe Series、Tributeシリーズ、Premiumシリーズといった多彩なラインナップを展開してきた。

Tribute Series

G&L Tribute Series ASAT Classic Bluesboy Semi-Hollow 3TS

  • 製造地:インドネシア(Cort工場)
  • コンセプト:USAモデルの設計をベースに、海外生産でコストを抑えたシリーズ。
  • 特徴
    • 基本仕様はUSAモデルと同じ。
    • パーツや仕上げは簡略化されるが、演奏性能は高い。
    • コストパフォーマンスに優れ、初心者から中級者まで幅広く支持。
  • 代表モデル
    • Tribute Legacy:ストラト系。
    • Tribute ASAT Classic:テレキャスター系。
    • Tribute S-500:モダンなストラト進化系。

CLF Research Series

  • 製造地:USA(フラートン工場)
  • クラレンス・レオ・フェンダーの名前を受けついだCLF
  • コンセプト:レオ・フェンダーが設計したオリジナル仕様を忠実に再現。
  • 特徴
    • 1970~80年代のG&L初期モデルをベースにしたクラシックなデザイン。
    • 当時のヘッド形状やピックガード、カラーリングを再現。
    • ビンテージ志向のプレイヤーに人気。
  • 代表モデル
    • L-2000(ベース)
    • Skyhawk(ギター)
    • Doheny(オフセット系)

FULLERTON Deluxe Series

  • 製造地:USA(フラートン工場) フェンダー
  • コンセプト:高級仕様を備えたプレミアムモデル。
  • 特徴
    • フレイムメイプルやキルトメイプルなどの豪華トップ材を採用。
    • 高級フィニッシュ(トランスカラー、バーストなど)。
    • ハムバッカー搭載モデルやセミホロウ構造もラインナップ。
  • 代表モデル
    • ASAT Deluxe:ハムバッカー2基+セミホロウオプション。
    • Legacy Deluxe:モダンなストラト系+高級トップ材。

倒産の背景──静かなる終焉

SNSの情報では2025年9月、G&Lの従業員が一斉に休職となり、同月末には正式に解雇された。10月には親会社BBE Sound Inc.が法人登録を解除し、工場の閉鎖が現実のものとなった。SNSでは、工場から廃棄された部品や機材の写真が拡散され、ファンの間に衝撃が走った。

公式な声明はまだ発表されていないが、複数の報道によれば、Fender社がG&Lの知的財産を取得した可能性やバイアウトし株の過半数を取得したなどの噂があるという。レオ・フェンダーの名前が再びFender社に戻ることは、象徴的な出来事である。

 

これからのG&L

G&Lの倒産が本当だとしたら、ギター業界にとって大きな損失である。だが、レオ・フェンダーの設計思想は、今後も多くのギタリストの手元で生き続けるだろう。中古市場では、G&L製品の価値が再評価される可能性が高く、特にレオ存命期の初期モデルはヘッドのデザインが違う事もありコレクターズアイテムとして注目されている。Fender社がG&Lの技術やブランドをどのように活用するかにも注目が集まる。レオ・フェンダーの名前が再びFender製品に刻まれる日が来るのか──それはまだ誰にも分からない。

 

SNSの元ネタの翻訳の引用

### G&Lギターの閉鎖とフェンダー買収の噂 2025年9月末時点で、1980年にレオ・フェンダーによって設立されたアメリカのギターおよびベースメーカー、G&Lミュージカル・インスツルメンツが正式に事業を停止しました。カリフォルニア州フラートンにある工場(フェンダーアベニューに位置し、歴史的な「ボルトオンネックの誕生地」)が閉鎖され、約30人の従業員全員が2025年9月29日頃に解雇されました。従業員にはこれまでの貢献に対する感謝の意、未払い賃金、休暇残高が支払われましたが、生産は完全に停止しています。 #### 閉鎖に関する主な詳細: – **背景**:G&Lは「Guitars by Leo」(共同創業者ジョージ・フルートンにちなむGeorge & Leoと誤解されることが多い)の略で、マグネティック・フィールド・デザイン(MFD)ピックアップやデュアル・フルクラム・ビブラート・システムなどの革新的な機能を備えた高品質のエレキギターとベースを専門としていました。レオ・フェンダーはこれらを「私が作った最高の楽器」と称しました。ASAT、Legacy、Comanche、S-500などのモデルは、フェンダーの同等品と比べて優れた製造品質と価値でプレイヤーに愛されました。 – **問題の兆候**:2025年9月初旬に、未払い賃金や一時帰休の噂など、財務的な緊張の兆候が浮上しました。同社は競争、限られたマーケティング、ニッチな市場での苦戦に直面していました。トリビュートシリーズ(インドネシア/韓国製)は何らかの形で継続する可能性がありますが、米国製の楽器は現時点で終了しています。 – **資産への影響**:閉鎖には商標の売却が含まれており、特にレオ・フェンダーの名前と肖像の権利(1965年のフェンダー売却時の競業禁止条項により以前は制限されていた)が重要です。レオのオフィス、メモ、図面が保存されているオリジナルのCLFリサーチ工場は、G&Lが賃貸していたため、近日中に退去されます。 #### 買収の噂:フェンダーの取得? TalkBass、Redditのr/fenderやr/GLGuitars、YouTubeなどのフォーラムで、フェンダー・ミュージカル・インスツルメンツがG&Lの資産、レオ・フェンダーのブランド権を含むものを取得するという強い噂が広まっています。これは皮肉で感慨深いことです:レオが1965年に売却したフェンダーが、彼の遺産を完全に取り戻すことになります。 – **なぜそれが理にかなうのか**:フェンダーはG&Lの技術(例えば、ハムノイズなしで高出力のMFDピックアップ)を自社のラインナップに統合したり、プレミアムな「レオのラボ」限定モデルを発売したりする可能性があります。一部では、フェンダーがギブソンが過去の買収(例:トバイアス)で行ったようにブランドを棚上げする可能性があると推測されていますが、他の人はG&Lのデザインを使ってフェンダーの「無味乾燥な」伝統主義を超える革新を期待しています。 – **状況**:公式には未確認。2025年10月13日時点で、フェンダーやG&Lからのプレスリリースはありません。ベース/ギターフォーラムの内部関係者は「決定済み」と主張していますが、詳細はほとんどありません。G&Lのウェブサイト(glguitars.com)はまだ稼働中ですが、閉鎖に関する更新はありません。 #### プレイヤーとコレクターにとっての意味: – **入手可能性**:既存の在庫(特に米国製)は急速に枯渇しています。ギターセンターなどのディーラーにはまだフラートンモデルがいくつか残っています。ビンテージ80年代のモデルやアーティストシグネチャー(例:ジェリー・カントレルのRampage)などのレアアイテムの価格が急騰する可能性があります。 – **将来の展望**:フェンダーが買収した場合、リブランディングされた技術や限定生産が期待されます。そうでなければ、G&Lはスケールアップできなかったブティックブランドのリストに加わるでしょう。愛好家向けのサイト(guitarsbyleo.com)は、オーナーがヒントを共有するために引き続き活動しています。 – **コミュニティの反応**:落胆しつつも懐かしさを覚えています。ファンはG&Lの「テレキャスターの強化版」の演奏性とレオの精神を称賛し、「フェンダーが目指すもの」の喪失を嘆いています。

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著者 マイスター大崎



チバカン楽器 代表

ESPミュージカルアカデミーギタークラフト科リペアコース卒業後 ヤマハミュージックトレーディング内にてMARSHALLの修理会社の門をたたく。

勉強不足を感じ退社後 ROLANDの修理会社にて10年間ほどアンプ、エフェクターの修理業に従事。

退社後 地元の大型複合リサイクルショップ【千葉鑑定団】へ入社。店長を経験後 楽器専門【チバカン楽器】を立ちあげ今に至る。

愛機はFender TelecasterBass1969 、Chaki ウッドベース、

他ジャパンヴィンテージのギターを多数所持。趣味は【H2Y Labolatory】名義でエフェクターの改造や製作をしている。

電線や古いコンデンサー好きで特にオイルコンデンサーの匂いが好き。エロくて変態ということはベーシストの特徴。

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