ギター買う時に困る?モデルの最後の文字 3TS?OCR? 何の略? Fender Japan フェンダージャパンのカラーと略称のまとめ
チバカン楽器 マイスター大﨑です。4月に入り お客様に色の説明をするときや モデル型番確定の時の最後に入るあの【2-3文字】のカラーの略称。あれ?これなんでしたっけ?ってことがあるかと思いましてまとめてみました。一番定番のエレキギター、エレキベースといえば中古業界はまだまだFender Japanが出回っています。Fender Japanは1982年から2015年まで長い歴史がありますので 極力集めてみました。現在のフェンダー カラーチャートも参考に カタログで分かりにくい物は写真から起こしたりしています。シグネイチャー、アーティストモデルに関してはオリジナルの呼び方だったりもします。略し方もカタログ外やポイント生産など他にあるかもしれません。この流れで略称がそのままの物も多いので目安ですがご参考にしてみてください。
2T :2トーン・サンバースト 2-Color Sunburst
2TS :2トーン・サンバースト(ラッカートップ)
3TS :3トーン・サンバースト 3-Color Sunburst
ABD :エイジド・マットブロンド(BECKのコユキが使用したセミマットフィニッシュのテレキャスターのカラー) Aged Mat Blonde
BFL :ブルー・フラワー Blue Flower
BLD :ブロンド Blonde
BLK :ブラック Black
BM :バーガンディ ミスト Burgundy Mist
BS :ブラウン サンバースト Brown Sunburst
BTG:バーガンディ/グリーン (FENDER JAPAN STR-ALLVCに施されたバリアスカラー 見る角度によりバーガンディからグリーンへ変化します)Burgundy /Green
BTP :ブルー/パープル(FENDER JAPAN STR-ALLVCに施されたバリアスカラー 見る角度によりブルーからパープルへ変化します) Blue/purple
CAR :キャンディー アップル レッド Candy Apple Red
CBL :カリフォルニア ブルー California Blue
CCB:チャコールバーストCharcoal Burst(その名のとおりチャコール(木炭)が示す塗装工程前にバスウッドボディをバーナーで焦がした80年後半から90年代前半のカラー)
CHS :チェリー サンバースト Cherry Burst
CH :チェリーCherry
COR :コンペディション オレンジ (BECKのコユキが使用したコンペディションストライプにオレンジのムスタングのカラー)Competition Stripe Orange
CPO:カプリ オレンジ Capri Orange
DBL:ダフネブルー Daphne Blue
DFG :ドルフィン・グレー(AJBに採用されたカラー)
DRD:ダコタ レッド Dakota Red
FRD :フィエスタ レッド Fiesta Red
GMB :ガン メタル ブルー Gun Metallic Blue(AJBに採用されたカラー)
GRB:ガンメタリックレッドバースト Gun Metallic Red Burst (JGSに採用されたカラー)
IBL :アイス・ブルー Ice Blue
ISL:インカ シルバー Inca Silver
JB:ジュピターブルー Jupter blue (ST62 TX MH マッチングヘッドに採用されたバーガンディと対となるカラーでした)
JBK :ジャパン ブラック Japan Black(Fendr Japan末期2012に発売されたTL69-SPLに採用されたカラー和柄の布をボディに手張りして仕上げたレアカラー)
JBL :ジャパン ブルー Japan Blue(Fendr Japan末期2012に発売されたTL69-SPLに採用されたカラー和柄の布をボディに手張りして仕上げたレアカラー)
JRD :ジャパン レッド Japan Red(Fendr Japan末期2012に発売されたTL69-SPLに採用されたカラー和柄の布をボディに手張りして仕上げたレアカラー)
LAS :ライト・アンバー・サンバースト(Fendr Japan末期2012に発売されたJB75採用されたカラー 最も濃い部分ブラックではなくアンバー)
LPB :レイク プラシッド ブルー Lake Placid Blue
NAT :ナチュラル Natural
OCR :オールド キャンディ アップル レッド Old Candy Apple Red (USAのCandy Colaに近く深く濃いダークな赤茶系カラー)
OLB :オールド・レイク・ブルー Old Lake Placid Blue (深みがあり緑っぽさは全くないカラーです)
OTM:オーシャン ターコイズ メタリック Ocean Turquoise Metallic (日焼けや黄変したレイクプラシッドブルーと似ているが落ち着いた明るさと薄めの色味です)
OWB:オフホワイト ブロンド(テレキャスターに採用の日焼けしたブロンドを再現した黄色味のあるブロンドでつぶしではなく濃いめのシースルー)
OWH :オリンピック・ホワイト Olympic White(PB70に採用された白味の強い白だが黄変日焼けし易い)
PRD:ペイズリー レッド Paisley Red(USAではPink Paisleyだがレッド表記)
PSP :ピンクシャンペンスパークル Pink Champagne Sparkle(1996のカタログ STR-65SPに採用されています。)
PSP:パープル スパークル PurpleSparkle (J Mascisモデル JM-JMに採用)
RSP:レッド スパークル Red Sparkle(1996のカタログ STR-65SPに採用されています。)
BSP:ブルースパークル Blue Sparkle(1996のカタログ STR-65SPに採用されています。)
RED :レッド RED(MG69 MHに採用されたカラー)
SOB :ソニック・ブルー Sonic Blue
SFG:サーフ グリーン Surf Green
SLB:シェイド レイク プラシッド ブルー Shade Lake Pracid Blue (Kurt Cobainモデルに採用されたカラー)
SLP:シェル ピンク Shell Pink
SRS :シースルーレッドバースト (STR RK Richie Kotzen Signatureに採用されたカラー)
STB:シルバー/ブルー(STR-VCに採用されたカラーで角度によってカラーが変化します)
BTG:バーガンディ/グリーン(STR-VCに採用されたカラーで角度によってカラーが変化します)
BTP: ブルー/パープル (STR-VCに採用されたカラーで角度によってカラーが変化します)
SWH:スノーホワイト Snow White (Fender JapanのホワイトファルコンといわれたTN72G-FT/MHに採用のカラー どこまでも白い)
SWS:シースルーホワイトバースト See-through White Sunburst (STR-135 RK Richie Kotzen Signature に採用されたカラー)
T:タバコバースト Tobacco Sunburst
TBK:トランスペアレントブラック Black Transparent
TBL:トランスペアレントブルー Transparent Blue
TRD:トリノ レッド Torino Red
TRP:トランスルーセントピンク Translucent Pink
UGB:US ガンメタル ブルー (いうほど青くなく シルバーに少し青みがかったようなカラー エアロダインシリーズに採用)
USB:US ブロンド
VMH:ビンテージ マホガニー Vintage Mahogany
VNT:ビンテージ ナチュラル Vintage Natural
VWT:ビンテージホワイト Vintage White
WAL:ウォルナット Walnut
YWH:イエローホワイト 歴代イングヴェイ マルムスティーンモデルに採用
いかがだったでしょうか?結構、2010年以降の色々なモデルも魅力的ですね!
合わせてシリアルの時代判定もこちらのコラムで説明しておりますので見てみてください。
それでは 千葉の船橋の中古楽器屋 千葉鑑楽器 【チバカン楽器】マイスターからの研究報告でした。

著者 マイスター大崎

チバカン楽器 代表
ESPミュージカルアカデミーギタークラフト科リペアコース卒業後 ヤマハミュージックトレーディング内にてMARSHALLの修理会社の門をたたく。
勉強不足を感じ退社後 ROLANDの修理会社にて10年間ほどアンプ、エフェクターの修理業に従事。
退社後 地元の大型複合リサイクルショップ【千葉鑑定団】へ入社。店長を経験後 楽器専門【チバカン楽器】を立ちあげ今に至る。
愛機はFender TelecasterBass1969 、Chaki ウッドベース、
他ジャパンヴィンテージのギターを多数所持。趣味は【H2Y Labolatory】名義でエフェクターの改造や製作をしている。
電線や古いコンデンサー好きで特にオイルコンデンサーの匂いが好き。エロくて変態ということはベーシストの特徴。