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【 チバカン楽器コラム】ヴィンテージ セイモア ダンカンの見分け方

リプレイスメントピックアップの雄 セイモアダンカン 

どうも チバカン楽器 マイスター大崎です。

ピックアップの交換しようかな…と思ったらほとんどの人が思い浮かべる セイモアダンカンピックアップ。 その歴史についてまとめましょう。

ジェフベックとの出会い

そのSeymour Duncanはセイモア W.ダンカンによって設立され1976年からアメリカ カリフォルニアサンタバーバラの工場で造られています。
もともとセイモア・ダンカンは個人的にピックアップの作製や改造、修理を行っていました。
そしてフェンダーのサービスセンターに勤務しているときに
ジェフ・ベックがアルバム『ブロウ・バイ・ブロウ』で使用した、通称「テレギブ」を改造製作したといわれています。

この時のハムバッカーは伝説のピックアップ【PAF】をリワウンドした物で
その後 もっとも有名なピックアップの一つとなる【JB】モデルの原型となったといわれる。そのため 【J】eff 【B】eckという名前だそうです。

と伝説のいったんを担っているセイモア ダンカンさんですが

こだわりの職人といった感じの人なのでしょう

こちらはセイモアダンカンのカスタムショップのUSAサイト↓

https://customshop.seymourduncan.com/

USAのページに詳しく載っていますがそんなセイモアダンカンのそのこだわりはすごく

本物のPAFのボビンの製造をした会社にいまでも発注して作ってもらっているほどです。

ワイヤーもたくさんの種類 太さだけではなく絶縁材も、ポリ、ヘビーポリ、プレーンエナメル、ヘビーフォームバーによって静電容量もかわりサウンドが変わるそうです。

これを膨大なデータ蓄積してモデル作っているんだからすごいですね。

最初期の NO LOGO

古い初期の70年中から後半duncanはベースプレートにロゴさえないと言われています。

ただしスタンプの感じをみると本物みたいですね。

これを持っていた方 凄いですね。

おそらく赤インクが最初期、 黒インクはすでにロゴ有り期の物と同じような感じです。

その後 刻印が打たれ始めます。

刻印後は時期によって特徴があるのでまとめておきます。

デカロゴ期 LONG LEGS 前期

 

その後流通が多くなりプレートには大きなロゴ(通称デカロゴ)となります。長い脚が特徴で紙のステッカーにスタンプが押してあります。

また表面にはダンカン特有の白いロゴがないので表だけではどこのピックアップかはわかりにくいのも特徴です。

(写真は初期JB)

当時はフロントとリアでプレートの違いがないようです。

裏側には 紙シールにスタンプが押され

最初がモデル名 次が ブリッジの場合【B】ネックの場合【N】 そしてその末尾にピックアップを巻いた人の名前の頭文字を表しております。

この紙シールスタンプは84年から87年あたりまでとの情報もあります。

この時期のはオークションではプレミアが付くことが多いです。

上の写真のはパーリーゲイツのブリッジでこれは【J】なのでMaricela Juarez(マリセラ・ジュアレス)さんが巻いてますね。

 

脚長小ロゴ期 LONGLEGS後期

 

上が脚長小ロゴ期 下が旧デカロゴ

その後 ロゴは少し小さいデザインになります。まだ紙シールにスタンプ

【Made in america】の文字が刻印されます。

短足期

短足時期の初期は紙ステッカーにスタンプのままの様です。

表に【Seymour Duncun】と印字もされるようになります。

 

時代的にピックアップはさらにハイゲインが求められるようになり、ピックアップの磁界を多くつかめるよう足自体が短くなりました。

ポールピースの穴を後方にも開けることにより流用できる様になりました。

紙ステッカーの表面が艶やかになりプリント印刷になります。

ただし 59nなどのフロントに使うモデルは現行品で足が長いままなのでそのままスタンプからプリントになっているモデルもあります。

これは上が旧タイプデカロゴ足長期

下が短足小ロゴ紙シールステッカー期

細かいディテールを見てみるとデカロゴ期と短足紙シール期の違いは結構あって

スクウェアウインドウと呼ばれる製造時につける穴も
初期は正方形の穴に対し 紙シールスタンプ期には丸いヘコミの中にスクウェアウインドウが空いています。

左が初期もの足長デカロゴ  右が短足紙シール期

また、ポールピースのスクリュー側もロッドもメッキ風に見えておりメッキがはがれない限りサビに強い構造である。見た目は初期の方が艶やか。
紙シールスタンプ期はスティールそのまま といった感じの見た目です。

この時期でも音が違うといわれる所以は抵抗値は近いですが 素材が違うところにあると思われます。

 

 

現行モデル期

時は流れダンカンピックアップはは2006年からヨーロッパで施行されたRoHSに対応するために、2005年の終わりにワイヤーとかハンダの材質が変わります。

紙スタンプからステッカーに製造年と型番などが印字されるようになります。

またSeymour Duncan made IN AMERICAの刻印も逆となっています。

近年のプレートサイドのfenderタイプ用のTBシリーズは横3点穴となっており1対2点止のピックアップにも対応している。

現在の巻いている方たち

Seymour W. Duncan(セイモア W.ダンカン)
60年代からジミヘンやスラッシュ、ジェフベックなど第一線のアーティストのピックアップを作ってきました。
まさに伝説の人。

マイスターは20年ほど前 ESP学園在学中に学校でお会いしました。

ブルース好きのおじ様という感じでしたがサウンドが本気で良かったと記憶にあります。

ブルースの腕前もそこそこあった記憶にあります。

 

Derek Duncan (デレク・ダンカン) 

セイモア Wダンカンの息子さんで生まれてからずっとピックアップの製造の勉強をしてきており
近年 現カスタムショップ マネージャーに就任。色々なピックアップの製造のノウハウは父から受け継がれているようです。

Maricela Juarez(マリセラ・ジュアレス)
古いダンカンをみるとまず見る【J】のスタンプ
前duncanカスタムショップのマネージャーのMaricela Juarez(マリセラ・フアレス)さんの【J】となります。
マリセラ・フアレスさんは30年以上巻いており フェンダーでいうアビゲイル・イバラ女史のような存在です。

そう気が付くと思うかもしれませんがヴィンテージダンカンのほとんどはマリセラ・ジュアレス女史が巻いているようですね。

過去在籍した方で【 Edward Madrigal】さん

という方がいたようで スタンプ最後に【E】があればこのかた。

他に おそらく【L】や【G】の頭文字あるようなのですがいまだ情報は得ていません。

ツィッターでの情報提供によりいただいた資料です。

1982年に手に入れたJBのステッカーには【-M】があります。

Maricela Juarez(マリセラ・ジュアレス)ではなさそうですね。

情報が集まれがスタンプの巻いた人によるおおよその年代判定が出来るようになりますね!

情報お待ちしております。

0120954550 まで!

 

実際ダンカンの工場はどのくらいの規模の工場なのだろうかとも思います。

ファクトリーツアーをYOUTUBEであげてくれないかな…。

確かに初期のダンカンや ディマジオはちょっとサウンドが違う気がしますのでプレミアが付くのも仕方がないのかもしれません。

2020/10/24

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著者 マイスター大崎



チバカン楽器 代表

ESPミュージカルアカデミーギタークラフト科リペアコース卒業後 ヤマハミュージックトレーディング内にてMARSHALLの修理会社の門をたたく。

勉強不足を感じ退社後 ROLANDの修理会社にて10年間ほどアンプ、エフェクターの修理業に従事。

退社後 地元の大型複合リサイクルショップ【千葉鑑定団】へ入社。店長を経験後 楽器専門【チバカン楽器】を立ちあげ今に至る。

愛機はFender TelecasterBass1969 、Chaki ウッドベース、

他ジャパンヴィンテージのギターを多数所持。趣味は【H2Y Labolatory】名義でエフェクターの改造や製作をしている。

電線や古いコンデンサー好きで特にオイルコンデンサーの匂いが好き。エロくて変態ということはベーシストの特徴。

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